大人用おむつを初めて使う人へ
年齢を問わず、物心ついてからのおむつというのは抵抗を感じるもの。
デリケートな内容だけに誰にも相談できず、一人で苦しむことも多かったです。
この記事が快適なおむつ生活を送るためのヒントになれば幸いです。
目次
18歳でおむつ生活。看護師さんの言葉。
「今日からおむつにしましょう」
当時18歳だった僕にはとてもショックな言葉でした。
なぜ僕が…この歳で…いろいろな感情が湧き上がり、イライラしたこともありました。
病院の先生にさらっと言われた時、嫌だという気持ちよりもショックのほうが強く、何も言えなかったのを今でも覚えています。
そんな時に心の支えになったのは看護師さんの言葉でした。
「おむつを使えば、みんなと変わらない日常生活を送ることができるんだよ。」
「これがどんなに幸せなことか分かるかい？」
この言葉にハッとさせられました。
使えるものは使って明るく生きればいいんだ。楽していいんだ。
そう気づかせてくれました。
これを機に今では、どうせならカッコよく履きこなしてやろうというまで前向きに考えられるようになりました。
現在は症状が落ち着き、毎日おむつ生活ではありませんが、今までの経験をもとに快適に過ごすためのヒントを紹介します。
おむつにはパンツタイプとテープタイプがある
おむつには大きく分けて２種類あります。
下着のような「パンツタイプ」と腰で止める「テープタイプ」です。
パンツタイプは普段の下着のような形をしているため違和感が少なく、一人でも着脱しやすいというメリットがあります。
テープタイプは吸収する面積が大きく、体に合わせて着けられるので横漏れしにくいです。また、長時間安心できるというメリットがあります。
一般的に、少しでも歩ける人はパンツタイプ、寝たきりの人はテープタイプ推奨と言われていますが、体調や身体の状態にあわせて上手に使い分ければどちらでもいいと思います。（病院の売店では少量から販売しているので、試してみるのにおすすめです。）
僕は日中パンツタイプ、夜はテープタイプと使い分けています。
テープタイプは吸収量が多いので、上手に当てれば朝まで交換せず爆睡できます。
現在は入手のしやすさも含めてユニ・チャームのライフリーという商品を使ってます。
(今までにユニ・チャーム、光洋、白十字というメーカーのを使用してきました)
多少ゴワゴワしてもいいから漏れないおむつが欲しい！という方には
白十字の「サルバ」という商品がおすすめです。
吸収体の構造が立体的なので、身体にぴったりフィットして漏れにくいです。
後日それぞれの特徴を紹介したいと思います。
吸収力を高め、交換を楽にする「パッド」という存在
パッドを使うとおむつ単体よりも交換が楽＆経済的になり、排尿後も肌をさらさらに保つことができます。また、肌かぶれを防いだり外出先での交換がぐっと楽になります。
ズボンを全部脱がなくても交換できるため、自分は薄型のパンツタイプ＋パッドという組み合わせで使っています。
パッドにもパンツタイプ用、テープタイプ用、男性専用などいろいろな種類があるので、交換回数や症状に合ったものを選んでみてください。
種類によってはトイレの個室でもさっと交換できて便利です。
写真に見える青い部分はマジックテープになっており、おむつの中で固定されるようできています。大切なのは、おむつのギャザー内にしっかりとパッドを入れること。
適当につけると逆に漏れやすくなります。 面倒だと思う人はパンツタイプ単体で使うことをおすすめします。
昼用は1~2回分の尿、夜用は4~6回分の尿を吸収するようにできています。
夜用は一枚あたりの値段が高くなりますが、湿気を逃す高機能タイプが多いので朝まで交換いらずでぐっすり眠れます。
パッド使い始めは慣れなくて戸惑いましたが、1ヶ月もすると交換のリズムをつかめるようになり、明るく快適に生活できるようになりました。
1日に何回もおむつ交換する人にはおすすめです。
周囲にバレない工夫＆後処理について
ここはかなり気になると思います。自分が行ってきた方法について紹介します。
1.サッと交換できるセットを準備
2.ウエストゴム部分を外側に折り曲げる
3.おむつの上にトランクスを履く
1.サッと交換できるセットを準備
毎回交換に時間がかかるとバレる可能性があるため、時短も兼ねて交換セットを用意してました。リュックやポーチ、何でもいいですが以下のものをまとめておくと安心です。
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・パンツタイプおむつ予備で1枚
・替えのパッド数枚
・子供用おしりふき（大人用は値段が高くサイズが大きいのでこれで十分）
・ビニール袋（汚れたパッドを入れるのに使います）
・ワセリン（かぶれ防止で使ってました）
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2.ウエストゴム部分を外側に折り曲げる
しゃがんだ時にウエスト部分のおむつがが見えないように、パンツを履いた後に外側へまくる（折り曲げておく）とバレにくく安心です。
3.おむつの上にトランクスを履く
簡単で効果抜群の方法です。
見られてもバレにくいですし、布パンツ履いてるんだという明るい気持ちになれます。
外出時に使ったおむつやパッドは小さく丸めてビニール袋に入れ、空気を抜くようにして袋の口を固く結べばOKです。ゴミは持ち帰るか多目的トイレの専用ゴミ箱に捨てています。（基本は持ち帰るのがマナーだと思ってます）
いかがでしたでしょうか。
年齢に関係なく、何らかの理由でおむつが必要になる人もいると思います。
恥ずかしがらずに、使えるものは使って、明るい生活を送って欲しいと思います。
より良い明日になりますように！
ハロートゥモロー！
